郵便物 停止 死亡

親が亡くなって空き家になってしまった実家の郵便物をどうする?
これって意外と子供たちが悩む問題です。
これには
・親宛の実家に届く郵便物を子供の住所に転送する
・郵便物を停止する
というしかありません。

なにより郵便物がパンパンに詰まったポストは
「ここ、空き家で誰も住んでいませんよ!」
空き巣に知らせているようなものです。
また、放火などの危険もあります。

転居や引っ越しなど、一時的に空き家になった場合の郵便物については、郵便局に転送依頼をすれば1年間は転居先住所に転送してもらえます。 その後も転送届を提出すれば、1年毎に延長することが可能です。しかし、その家に住んでいた住人が死亡した場合は転送できません。

空き家の実家に届く死亡した親宛の郵便物をどうするか?頭の痛い問題です

郵便物 停止 死亡

親が亡くなった後の実家に子供の誰かが居住しているのなら問題はないのですが、
空き家のまま放置している方も多いはず?
そこで問題なのは亡くなった親宛の郵便物をどうするか?なのです。

まあ、定期的に実家に行ってその郵便物を回収しに行けばよいのですが距離的に遠く離れていては大変です

最初のうちは親が亡くなった後でも実家に立ち寄る機会も多いのですが、これが一年や数年経つとなかなか実家に立ち寄ることも少なくなります。
わざわざ郵便物の確認のためだけに高速道路をかっ飛ばして数時間もかけることも大変です。

親が亡くなった後でも郵便は原則宛名の住所に届きます。

郵便配達員さんはそこまで各家庭の詳しい状況まで把握してはいませんから、何もしていなければそのままなくなった後でも実家に郵便物は届きます。
郵便受けを塞ぐ?電気ガスなどの未契約の札がドアノブにかかっているetc確実に居住されていないと確認できるような状況であれば居住確認ハガキを投函して一週間返信を待つ)
そんな状況でなければずっと郵便物は届きます。
※いまだに私の実家にも十年以上前に亡くなった父宛の郵便が来ます。(ほとんどDMですが・・・・)

しかも防犯や防火の点から放置しておくこともできません。

郵便物だけでなくさまざまなポスティングチラシですぐに実家の郵便受けや郵便ポストはいっぱいになります。
それを放置しておくことは
「泥棒さん、空き巣さん、ここは空き家ですよ!」
と教えているようなものですから防犯上はよろしくえりません。
またチラシで溢れかえっている郵便ポストや郵便受けに放火されることもあります。
まあ、オンボロな実家だけ燃えた?のならばまだしもご近所に延焼でもしたら損害賠償ものです。

実家の郵便物の転送手続きで郵便局は死亡した親宛の郵便物は家族であっても転送してくれない

郵便局 郵便物 転送

残念ながら郵便局では亡くなった方が受取人の郵便物の転倒手続きはたとえ家族であっても受け付けてはくれません。

参考:郵便局 e-転送
参考:郵便局|死亡した受取人あての郵便物等を家族に転送してもらえますか?

しかし、さまざまな事情で亡くなってからも親宛の郵便物を確認し続けたいことってたくさんありますよね。
ではどうすればいいのでしょうか?

まあ、建前上はそうでもインターネットまたは配達担当支店のゆうゆう窓口で転居届を出していただければ新旧住所受持支店に連絡されます
その際、申込人様の身分証明書(第三者による詐取防止の為)と印鑑が必要ですし、転送届け手続き確認の郵便が転送指定した実家に届くますからご注意ください。
ただ過去にいろいろな事件(アイドルのAKBメンバーの転居届けを勝手に出してファンが郵便物を盗難した)などのがありましたから少しうるさくなってきてもいます。

いくら家族といっても成りすましなわけですからお勧めはできませんがやむ負えない事情がある場合はしょうがないかもしれません。
しかし転送期間は一年間で終了しますから、終了間際に再度手続きしていただければ再度一年間延長できます。

銀行やクレジットカード会社などの差出人によっては
『転送不要』新規カード類
『転送可能』請求書
と使い分けられていますから、そういった類の物は郵便物を確認しながら随時きちんと住所変更手続きをしておいてください。

【悲報】
以前はネットからできていた郵便物転送サービスのホームページが見つかりません。
やはり本人確認が必要になったみたいです。
郵便物転送の依頼には
・本人確認(免許証など)
・旧住所の証明できるもの(住民票・マイナンバーカードなど)
が必要で直接郵便局に出向かなければなりません。
郵便局の転居・転送サービスはこちら
e転居ならば1年間の転送だけみたいだし・・・・
e転居のホームページはこちら

死亡した親宛の郵便物の停止は郵便局に死亡を伝えるだけ

死亡した人宛ての郵便物は、受取人が死亡した事実を郵便局が認識した時から配達が停止されます。
また配達停止となった宛先への郵便物は差出人へ返還されるようになります。

親が死亡して郵便物を停止するらめに郵便局側に以下の方法で伝えることができます。
遺族が郵便局へ受取人が死亡した事実を伝える
遺族が郵便物の配達員へ受取人が死亡したことを伝える
郵便局側が死亡した事実を認識するまでは、郵便物が故人の住所に届くことになります。

ボケた親の郵便物を老人ホームに転送できないの?

認知症の親の郵便物の転送
死亡した親宛の郵便物は転送できないとしても、認知症などボケた親が老人ホームに入った場合に郵便物は転送できないのでしょうか?
等人ホームに入っていなくても、もう郵便物をポストから取り出すことも億劫になって郵便物が溜まってしまうこともあります。
あるいは老人ホームに入ってしまって、実家は空き家の場合もあります。

そこで、
老人ホームに入ったり、認知症でボケた親の郵便物は転送できるのか?
という問題なのですがこれには本音と建前があります。
建前は成年後見人など正式な代理人でないと難しいかもしれません。
しかし、実情はそこまでシビアでないこと多いです。
まずは郵便局の窓口に行って相談してみてはいかがでしょうか
事情を説明したら、転送手続きを受け付けてくれることもあります。

それと転送サービスの有効期間は1年間です。
1年経つ前にまた再び転送手続きを行ってください。


【もうこの家には誰も住まないだろうなぁ?】
それはわかっているけれど、実家を売却処分するのはどうしても寂しい気持ちと罪悪感が付きまとうのはみんな同じです。
でもそれはいつかしなければならない決断でもあります。(次世代の子供にそんな問題を引き継がせたくはありませんから)
とりあえずは実家のお値段だけでも調べておきませんか?
そのお金で兄弟みんなが助かるのであれば天国のお父さんお母さんもきっと喜んでくれるはずです。
実家の売却値段がわかってから他の兄弟たちに相談すれば実家の空き家問題もスムーズに解決できます。
いくらお金が入ってくるのか?がわかれば他の兄弟たちも目の色を変えて協力的になりますからね。(笑)

\実家の売却価格を調べるのに超便利/
【イエウール】売却一括査定サービス