生まれ育った実家がなくなるということは、きっと実家の売却や解体を考えた時だと思います。
そんな時に感じるのは
「生まれ育った実家がなくなるのは寂しい…つらい…悲しい…」
「父さんや母さんがこの世に存在したことを否定するみたいで罪悪感を感じる」
と思うのは当然です。
しかし、相続した実家を空き家のままで放置していることはデメリットばかりです。
いつかは実家の売却や解体も決断しなければならない時期がやってくるのはあなたも薄々感づいているはずです。
そこで生まれ育った実家がなくなるということを受け入れるための心得を私とご一緒に考えてみませんか?
生まれ育った実家がなくなるということが寂しい?つらい?それはあなただけじゃない
実家じまいで実家がなくなるということが寂しくて辛いと躊躇するのはあなただけではありません。
それくらい実家じまいの売却で感じる「寂しさ」「罪悪感」は大きいのです。
実家がなくなるという時に感じる寂しさ
生まれ育った実家がなくなるという時に感じる寂しさ。
それは、「親との思い出」や「自分が生まれ育った証し」がなくなってしまうことへの寂しさだと思います。
実家を売却して第三者の手に渡ると、もうその実家の部屋には二度と入ることもできません。
あるいはもうその実家は解体されてなくなってしまうかもしれません。
実家がなくなるということへの罪悪感
実家がなくなるということに罪悪感を感じるのはなぜでしょうか?
それはやっぱり「親がこの世に存在していたこと」の証しがなくなることへの罪悪感ではないでしょうか。
実家がなくなるといいうことは、なぜか親がこの世にいたことをすべて否定してしまうことに感じるからです。
「生まれ育った実家がなくなるということは寂しいからこのまま残しておきたい」はあなたのわがままかもしれない
「生まれ育った実家がなくなるということは寂しいからこのまま残しておきたい」
そう考える子供は、あなただけではありません。
しかし、それが次の世代に大きな迷惑を与えかねないのです。
あなたの子供たちなど次世代の人は、その実家にはさほど思い入れはありません。
あなたにとっては大切な実家でも、次世代のことも達にすれば「ただのオンボロな家」でしかありません。
それどころか、迷惑なお荷物にもなりかねないのです。
例えば固定資産税でも、こんなトラブルが起こることもあるのです。
あなたが実家がなくなるのは寂しいからといって残していた実家が次世代の子供たちに大きな迷惑をかけることもあることも知っておいてください。
いつか実家はなくなるということは避けられないことだから
そのため、相続した誰も住まない空き家の実家を何年も放置している子供たちがたくさんいます。
しかし、それもその維持管理の大変さからそろそろ決断を迫られています。
実家をそのまま残しておくことは、精神的にも経済的にも大きな負担を強いられているかったです。
生まれ育った実家がなくなるということを受け入れるための心構え
そこで、実家がなくなるということを受け入れるための心得を今一度あなたとご一緒に考えてみたいと思います。
今の実家をこのまま所有し続けることの意味
あなたにと問いかけたいのは
「今の実家を空き家のまま所有し続ける意味はなんなのでしょうか?」
ということです。
これからもずっとその実家を所有し維持管理していくことは、大変な労力と無駄なお金がかかってきます。
確かに、まだ親を亡くした悲しみが癒えていないのならとても実家の処分なんて踏み切れません。
でも、いつまでも親を亡くした悲しみに浸っているだけではいけません。
実家じまいの売却は親の死を受け入れることでもある
親の死を受け入れる事は簡単ではありません。
しかし、それはとても重要なことでもあります。
実家じまいの売却が、親の死を受け入れる良いきっかけになるというと信じられないかもしれません。
でも、それもまた真実でもあります。
実家を売却するためには、その前に実家の片付けも行わなければなりません。
その実家の片付けで、親との思い出や自分の子供時代の思い出を整理できることで、気持ちに整理もできるのです。
実家がなくなるということはもう維持管理や経済的負担からも解放される
実家の維持管理に今どれくらいのお金がかかっているか把握していますか?
おそらく年間十数万円はかかっていると思います。
毎年役所から必ず請求書が届く固定資産税や都市計画税
実家の庭の草刈り費用
雨漏りなどの修繕費用
年に数回でけだが実家の状態確認に行くための交通費
これがこれからも続くとなると、その経済的負担をトータルで考えれば大変な金額に膨れ上がってきます。
子供に迷惑をかけたくない天国の両親も実家がなくなるということに賛成しているはず
子供からすれば、親を亡くした悲しみはなかなか癒えません。
でも天国の両親からすれば、そのことで子供に迷惑はかけたくないと思っているのではないでしょうか。
子供に経済的な負担をかけていることを天国の親が知ればきっと
「早く売って楽になったらええよ」
と言ってくれうはずです。
実家がなくなっても売却で得たお金が子供の役に立つのであれば天国の親も喜ぶはず
実家がなくなってもその売却で得られるお金はそこそこ大きなお金だと思います。
それが子供や孫の役に立つのであれば、きっと天国の親も喜ぶはずです。
子供の老後資金に
孫の教育資金や結婚資金に
実家がなくなってもその売却で得たお金がそんな風に役に立つのであれば、天国の親も喜んでくれるはずです。
実家がなくなるということへの寂しさを克服するためにはまず査定から
ちょっと不謹慎かもしれませんが、実家がなくなるということへの寂しさや罪悪感から解放されるにはまず「実家の査定」をしてみませんか?
なぜなら、より具体的に実家の売却で得られるメリットがイメージできるからです。
あなたが他の兄弟に実家の売却を相談した時に、より具体的な金額を提示することによって兄弟たちの理解も得られやすいものです。
実はお金の威力は大きなものなのです。
あなたひとりが抱えているかもしれない「実家がなくなるということ」への辛さ。
これが他の兄弟たちが背中を押してくれる大きな力となります。
誠に不謹慎ですが、そうでもしないと実家がなくなるいということをいつまでも受け入れられないのが現実です。
実家がなくなるということを兄弟で決めたのなら、きっとあなたの心の負担も少なくなるはずです。
相続専門の不動産屋である私が、実家がなくなるということに反対する他の兄弟たちがその金額を知った途端に態度をコロッと変えるのを何度も見てきたからです。
※特にその配偶者の変わり方はすごい。
とにかく実家がなくなるということに悩んでいるのなら、せめて今の実家の売れる値段だけでも調べておくことをおすすめします。
それに今はインターネットから簡単に実家の値段も調べ有っれる時代ですからね。
実家の売却で実家がなくなることへの寂しさを感じるのなら焦る必要はないけれど準備だけはしておいてください
実家の売却は相続人たちである兄弟全員が納得してくれないと進めることはできません。
それがいつなのか?
誰にもわかりません。
親を亡くした悲しみが癒えるまでには、それぞれかかる時間が違うからです。
でも、それはきっと突然訪れることでしょう。
そのために、あらかじめ準備しておくことは大切です。
なぜなら、そのチャンスを逃すと次はいつなのかわからないからです。
実家の売却手順はとても重要です。 まぜなら実家の売却で困るのは ・兄弟間の意見調整 ・実家の売却のタイミングの難しさ ・実家の片付けが進まない ということなんです。 私は相続専門の不動産コンサルタントなのですが、実家の売 …